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日本一大きな山車を見たいなら、八戸【三社大祭-さんしゃたいさい】へ!
更新日:
2023.06.17

 

皆さん、夏の東北のお祭りといえば、何がすぐ思い浮かびますか?

大半の方がまず思い浮かぶのは、青森市のねぶたではないですか?おそらく東北以南に住んでる人でも、名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
大きな人形でかたどられた大迫力の山車。いいですよね。

ねぶたといえば、名前が似てますが別物の、弘前ねぷた祭りもありますね。
私の周りでは、「地域によって呼称が違うだけで、同じものを指すんじゃないの?」と何度言われたことか…
これらは別物なんです!山車の形もサイズも全然違うんですよ~。

それはさておき、もう一つ、ありませんか?
もう一つ。(圧)
私の故郷、八戸市。青森では第二の都市と言われています。ここで毎年夏になると開催される、お祭り、「八戸三社大祭」を忘れてはなりません。
知らなかった人はぜひ、覚えて帰ってください!
一体、どんなお祭りなんでしょうか?

山車がトランスフォーム!

こういう山車を引いて練り歩くお祭りは、地域に山車組があって、毎年、そのお祭りのために半年以上の歳月をかけて山車を作るものです。

ねぶたも、ねぷたも、そして三社大祭も、山車一台に伝説・神話やおとぎ話を表現したりしますが、
三者大祭はその表現を行うために、なんと、山車が変形します!

最初はコンパクトな山車ですが…

練り歩きながら左右の両翼が開き、上方向にも格納されていた山車のパーツが開きます。
その高さは全長10メートル!およそ3~4階建てのビルの高さに相当します。

信号に引っかかりそうな山車も…笑
見上げる山車の姿は圧巻です。

日本中でも最も大きな山車になるんです。知らなかった方も多いのではないでしょうか。

山車組の数が多い!

三社大祭では、山車組の数もかなり多いです。
その数、なんと27組!

見送っても見送っても、それぞれのテーマをもった山車が次々に現れます。
色とりどりの山車と、組によっては個性のあるお囃子で、もう「ザ!お祭り!」って感じがしてなりません。

中でも感動するのが、動いていない山車を一挙に見れる場所があること。
山車が練り歩く八戸市中心街を少し離れると、「八戸市庁」があります。敷地内には大きな広場があり、ここに、その年の山車が一同に並ぶのです…!!

見渡せば山車ばかり!なんて体験も、ここでしかできない貴重なものなのではないでしょうか?

花笠を被って、お祭り気分を上げよう!

中心街を練り歩く三社大祭。デパートなどの商業施設も軒を連ねています。
お店の中を見ると、花笠がよく売ってるんですね。
赤いギザギザの、シャンプーハットのようなものの上に、お花を模した飾りが乗せられています。

これは、山車を引っ張る方や、お囃子組の方たちがかぶっているものと同じものです。
一緒に花笠をかぶって、掛け声を上げてみませんか?

三社大祭では、
「ヨーエッサ ヨーエサ!」
「ヤーレヤーレ!」
などの掛け声があります。

「ヤイー!」じゃないですよ笑
(マグロ漁師)

お囃子組は山車に乗っている方たちと、山車を引いている人たちに分かれています。
山車に乗って大太鼓を叩いているのは、さらしを巻いた大人なのですが、これがまた皆さんカッコいいんです!!小太鼓や笛、チャッパのような楽器(呼称が分からず…すみません🙇‍♀️)が加わることで、更にお祭りの雰囲気を底上げしてくれています。

お祭りの起源

起源については、ウィキペディア様にソースがありましたので、そちらを参照させていただきます!

江戸時代の享保6年(1721年)、陸奥國八戸藩総鎮守の法霊社(現在の龗神社)に対し、日和乞並びに豊作感謝の意を込めて、神輿を長者山虚空蔵堂(明治になり神仏分離令により長者山新羅神社)に渡らせたのが三社大祭の始まりである。当時は法霊社の神輿行列は市内を神幸渡御し長者山に到着後、中日には長者山で法霊社別当(現、龗神社宮司)によって例祭が執り行われ、3日目に行列ともども法霊社に還御するという神事だった。のちにその神輿行列に対して踊りや屋台山車などを奉納する形で町民がついて回り、現在の形へとつながってゆく。

(参照元:ウィキペディア)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E6%88%B8%E4%B8%89%E7%A4%BE%E5%A4%A7%E7%A5%AD

虎に頭を噛まれると頭が良くなる?山車以外にも見どころが豊富!

お祭りでは、練り歩く山車と一緒に「虎舞」が披露されます。
私が小さい頃は、親や祖母に、「頭を噛まれに行きなさい!」と、背中を押されたものです。
もちろん、子供だけではなく、大人もぜひ噛まれてください!頭を出すと、虎たちが頭を噛みに来てくれます。
私は「頭が良くなる」と聞いていましたが、正しくは「無病息災のご利益がある」ものなのだそうです。
おかげさまで、わたしも今元気なのかもしれません☺️

こちらの情報については、八戸観光協会さんのサイト「VISIT HACHINOHE」に詳細が書かれているほか、他の演目についても紹介されています。

(VISIT HACHINOHE 三社大祭)
https://visithachinohe.com/stories/hachinohe-sannshataisai-sansharekishi/

開催日・アクセス

開催期間(例年同日)…7月31日〜8月4日(前夜祭・後夜祭含む)

アクセス…東北新幹線八戸駅からバスで約30分
東北新幹線八戸駅から八戸線本八戸駅へ。本八戸駅から徒歩10分。

最後に…

青森県の他のお祭りがテレビに取り上げられるたび、「私の地元だってすごい!もっと取り上げられてもいいはずだ!」と思い、簡単にではあるのですが、今回の記事にまとめてみました。
過去3年間は、新型コロナウイルスの影響により、開催見込み→中止となっており、とても残念でしたが、今年は開催されるようですので、私も地元へ帰って、三社大祭の空気を存分に吸いたいと思います!笑
これを機会に是非、三社大祭を知り、知らなかった人は足を運んでみてください!

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